O脚とは、両膝が外側に湾曲し、脚を正面から見た際に「O(オー)」の形になっていて、両足のくるぶし同士をくっつけて直立したときに両脚の太もも・膝・ふくらはぎの間に隙間ができる状態のことをいいます。
原因:
1.遺伝的な要素: 家族内でO脚が多く見られる場合、遺伝的な要素が関与している可能性があります。
2.筋力のバランスの乱れ: 大腿部の内ももの筋肉が過剰に発達し、外ももの筋肉が弱くなることで、膝が内側に向かってしまいます。
これに よってO脚が起こることがあります。
3.成長期の骨の発達: 成長期に関して、骨の成長や発達が不平等に進むことでO脚が現れることがあります。
4.姿勢不良: 「横座り、足組み、背もたれによりかかる」といっ た骨盤をゆがませる姿勢をとり続ける事や、
大腿骨・脛骨などの形状や配置の異常によりO脚が現れることがあります。
対処法:
1.運動療法: 筋力トレーニングやストレッチを行い、脚の筋肉のバランスを整えることが重要です。専門家による指導を受けながら、
正しいエクササイズを行いましょう。
2.正しい靴の選択:歩行時に正しい靴を選ぶことも重要です。足のアーチをサポートし、足のバランスを改善するために、
適切な靴を選びましょう。そして正しいインソールを使うことで足のバランスを改善することができます 。
3.外科的な処置: O脚が進行している場合や重篤な場合は、外科的な処置が必要となることがあります。
手術によって骨の形状を修正し、O脚を改善することができます。ただし、手術は最終的な手段とされ、
他の方法が試された後に検討されるべき対処法です。
O脚が身体に及ぼす主な影響
1.歩行パターンの変化: 膝が内側に寄っているため、歩行時に足が内側に傾きやすくなります。
これにより、歩行の安定性が低下しバランスを整えるため、他の筋肉や関節に過剰な負担がかかります。
2.膝関節への負担: 膝関節に不均等な負担がかかります。膝の内側に偏った力がかかるため、
膝関節状態の内側の組織や軟骨にかかる圧力がかかり、関節の炎症や変形性関節症のリスクが高まります。
3.腰や骨盤の歪み: 骨盤の位置が影響を受け、腰や背中の歪みが生じることがあります。
骨盤の傾きや姿勢の変化により、腰痛や脊椎の不安定性が生じます。
4.足首や足関節の不安定性: 足首が内側に傾きやすくなり、足関節の安定性が低下することが起こります。
この結果、足首の捻挫やバランスの問題が起こりやすくなります。
O脚の初期症状は、脚の見た目が「O」になるだけですが、
改善しないまま過ごしていると、姿勢が悪く見えたり、筋肉が張りやすくなったりします。
また腰痛や変形性膝関節症につながり、歩くのが困難になる可能性もあります。
O脚を改善したいと思っている場合は、酷くなる前に一度『らくらく整骨院』に診察へいらしてください。