【足底筋膜炎】
足底筋膜炎とは、足底の厚い組織、足底筋膜(足底腱膜)が炎症を起こしている状態です。
もっとも特徴的な症状は、
「朝起きてからの最初の一歩でかかと付近が激しく痛む」というものです。
朝起きてから歩き始めは、足裏のかかと付近に痛みを感じますが、
歩いているうちに次第に痛みが緩和もしくは消失していきます。
慢性化すると、かかとの骨に骨棘(こつきょく)と呼ばれるトゲのような突起ができて、さら
に痛みが増すことがありますので放置せずに早めに治療していくことが大切です。
☆原因:
継続的な足の負担や疲れ:長時間の立ち仕事や長距離の歩行、走行など、足への負担やストレスがかかる状況を続ける
足の形態や歩行の異常:平足や高アーチなどの足の形態の異常、歩行の異常
足に合わない靴の着用:正しくない靴を履いていることや、古くなった靴を使い続けることで、足へ負担をかける
筋力不足や柔軟性の不足:足や下肢の筋力が不足していると、足底筋膜に負荷がかかりやすくなります。また、筋肉や腱の柔軟性が不足している場合も、同様の影響に影響があります。
体重過多:過重な体重を支えるために足に負担がかかる
加齢:年齢とともに足底筋膜の柔軟性が低下し、負担がかかりやすくなる
運動不足からの大幅な運動増加:過度に運動量を増やすと、足底筋膜に負担がかかり、炎症を起こす可能性が高くなる
☆対処法:
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安静 : 炎症が治るまで足に負荷をかけず、長時間の立ち仕事や激しい運動をひかえ休息を取る
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ストレッチ:足底筋膜の柔軟性を高めるストレッチや、ふくらはぎ、アキレス腱の柔軟性を高めるストレッチを行う
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正しい靴の着用:足に合った靴を選び、正しいアーチサポートやクッショニングを持つ靴を履くことが重要です。
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足底のサポート:専用の中敷きや足底パッドを使用することで、足への負担を軽減
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足底マッサージ: 足底の筋膜をほぐすために、軽いマッサージを行うことで痛みを緩和
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物理療法:物理療法による温熱療法、超音波療法など
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抗炎症薬の使用:医師の指示に従って、抗炎症薬を使用
足底筋膜炎の痛みには、足底筋膜の周囲の筋肉や組織をほぐすことが重要です。エクササイズやストレッチを継続的に行っていることで、足底筋膜炎の痛みを改善する助けになる場合があります。
らくらく整骨院では、まずは痛みを抑えるため足の筋肉の緊張を取り除きます。痛みが強い場合には、超音波療法やテーピング、ハイボルテージ(電気治療器)などを組み合わせて早期の回復を目指します。
また、他の関節の動きを改善することで足裏へかかる負担を減らすことができるため、身体の足だけでなくも施術を行います。
さらに、再発を防ぐため、自宅でできる運動療法などの生活指導も行います。
このように、通院時の施術と自宅での運動療法を併用して足裏への負担を減らし、早期改善と再発予防へ繋げます。
もしあなたが足底筋膜炎でお悩みなら、ぜひ一度当院までご相談ください。